ワークショップ「からだでアニメーションをうごかそう」
Labリーダー:萩原健一(秋田公立美術大学准教授)
テレビやYouTubeで映像は見るけれど、それはどうやって生まれ、どうやってつくられているのかな?「こどもアートLab」では、子どもたちにとって身近な存在である映像を自分でつくって動かすワークショップを開催。自分で即興的につくった4コマのアニメーションを、自分の身体を使って動かしてみました!
開催日:2020年11月21日(土)
10:30~14:30
対 象:小学4年〜6年生[定員10名]
場 所:秋田公立美術大学サテライトセンター
● 即興的に“うごき”をつくっていく映像制作ワークショップ
Labリーダーの萩原さんはこれまで、視聴覚を扱ったワークショップをおこなってきました。小学生向けに企画した今回の「からだでアニメーションをうごかそう」では、萩原研究室が林文洲(秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科)と共同で開発した自動ストップモーション撮影ソフト『4コマ』を活用。設置したカメラがテーブルの上を4分割に切り出す様子を眺めながら、リアルタイムで素材を配置し、即興的に“うごき”をつくっていくという映像制作ワークショップです。初めての体験ながら、参加者には4フレームという限定されたコマ数を効果的に活用する観察力と素材選びが求められました。
● 4コマのアニメーションを発表!
映画の誕生以前からの映像装置を解説したレクチャーでは、歴史上の映像装置に用いられた動力に触れながら、「映像における運動」に着目しました。その後、テーブルの上で即興的に4コマの映像をつくったり、自分の表情(顔の運動)でフレームを操作して映像を動かしたりしていく発表会を開催! 猫がけんかをしたり、紙テープをハサミで切っていったり、花びらが舞い散ったり、雨が降ったり・・・などの4コマの映像をみんなで楽しみました。
▼ ワークショップ当日の様子(動画)はこちらから
● 萩原 健一
写真表現を基本にスチル、ムービー問わず多様な映像メディアを用いて作品制作を行っている。アーティスト支援を目的とした映像ソフトウェアのディレクションや教育現場での実践、プログラマーやエンジニアと協働したメディア教育教材の開発を研究の軸とする。近年は秋田県内企業とコラボしながらデジタル漁具の開発に取り組み、秋田の自然とクリエイターの新しいつながりを模索中。秋田公立美術大学准教授。