プログラミングと光と影の世界を楽しむ
「影の世界でピカピカ・ブィーン」
Labリーダー:阿部由布子+池田聖子
影の世界?ピカピカ!ブィーン? あまり聞いたことのない、不思議なタイトルのワークショップ。電球や扇風機などの身近にある電化製品の動きをプログラミングすることで、わたし+家電=ふしぎな影絵の世界 のセッションを楽しみます。Labリーダーはアーティスト/キュレーターの阿部由布子さん(秋田公立美術大学助教)と美術教室講師の池田聖子さん(色々美術研究所主宰)。ふたりのちょっと変わったワークショップで、不思議な体験をしてみましょう。
開 催 日:2021年9月23日(木祝)
10:00〜12:00
対 象:小学校3〜6年生
定 員:6名
場 所:秋田市にぎわい交流館AU
●身近な電化製品の動きをプログラミング
Labリーダーの阿部さんが持ってきたのは、電化製品を制御できるようにプログラミングしてきたコンピューター。これに電源タップをつないで電化製品のコンセントを挿し込みます。パソコンをつないでプログラムコードを入力すればスイッチを入れたり切ったりできて、その間隔を指示することもできます。
ライトを点灯させたり、消したり。点灯している間に影絵をして遊んだり、扇風機やドライヤーで風を吹かせてみたり。これをうまく理解できれば不思議な動きを展開することが可能なはず・・。みんなでプログラミング制御を体験して、どんな動きがいいか、どんなタイミングがいいかをイメージしていきます。
●タイミングを合わせて影絵遊び
光と影と動きを想像しながら工作をしていきます。卵のパックに色を塗ってみたり、紙テープやテッシュなどを細かく裂いたり。それぞれが短い時間のなかで集中して手を動かしました。そしてグループごとにストーリーをつくって、影と光と動きの組み合わせを考えて楽譜をつくります。楽譜に書くのは音符ではなく「電化製品の動き」と「体の動き」の組み合わせ。ライトは何秒点いて、何秒消えるのか。その時、どんな動きをするのかを設計していきます。
●わたし+家電=不思議な影絵の世界!
いよいよ影絵の世界の発表の時間。たった2時間という短い時間のなかで、プログラミングの勉強に工作に練習に発表に・・。それぞれがストーリーを組み立てて、電化製品のオンとオフを繰り返しながら小道具を動かしていきます。観客には、どんなふうに見えるでしょうか・・
▼ワークショップの様子はこちら
https://youtu.be/e7CyZPaooFA
●阿部由布子:宮城県仙台市生まれ。「ネオ・クラシック・カクノダテ」ディレクター(2011年~)、「文化庁メディア芸術祭 秋田展」キュレーター(2013年)、「かみこあにプロジェクト」コーディネーター(2017年)等を務める。2013年より秋田公立美術大学助教。
●池田聖子:高等学校・美術短期大学・美術大学の講師を経て、現在も教育現場でのワークショップや美術展審査員などを行う。美術教室・色々美術研究所代表。