素材と向き合い、手を動かし、空間にたたずむ2日間
「みあげて ごらん そこにいるよ」
Labリーダー:藤 浩志(美術家、秋田市文化創造館館長)
美術家・藤浩志によるプロジェクト「みあげて ごらん そこにいるよ」の会場は秋田市文化創造館の大空間です。①素材に向き合う ②とにかく極める ③空間のマネジメント ④空間にたたずむ これらに2日間にわたって取り組み、素材と向き合い、手を動かし、感覚を動かして過ごしました。
開 催 日:
2021年12月11日(土)
13:00〜15:00 ①素材に向き合う
15:00〜17:00 自由時間
12月12日(日)
10:00〜12:00 ②とにかく極める
13:00〜14:00 ③空間のマネジメント
14:00〜15:30 ④空間にたたずむ
対 象:
小学校5年生〜中学生
定 員:
20名
場 所:
秋田市文化創造館(秋田市千秋明徳町3-16)
2階スタジオA1
●大切なのは、手を動かすこと、感覚を動かすこと
Labリーダーの藤さんがホワイトボードに大きく書いた言葉は「感覚」「手を動かす」、そして「感覚を動かす」。このプロジェクトで決まっているのは、「何をするかは自由である」ことと、2日目の午後に「みあげて ごらん そこにいるよ」の展覧会を開くことの2つです。展覧会に向けて素材と向き合い、手を動かして何かをつくったり吊るしたりして、この空間でどう過ごすかを考えます。これらをするために大切なのが「感覚」というわけです。
●子どもたちとスタッフが技術と情報を交換
1日目に重視したのが、自分で向き合いたい素材をあれこれといじったあとに大学生やスタッフらと話をすることでした。技術と情報の交換です。どんなことをしたいのか、どんなアイデアをかたちにしようとしているのか…。自分のアイデアを他の人に伝えたり教えてもらったりするなかで、自分のアイデアが大きくふくらみ始めました。
●素材の可能性を最大限に活かす
素材の可能性を最大限に活かして、切ったり貼ったり、たたいてみたり、投げてみたり。素材の特徴を理解して向き合っていくと、「やがて別のものに変化する瞬間がある」と藤さん。素材と向き合い、素材と遊んで、何かを生み出す空間にたたずみます。
●展覧会開催!
2日目はこれまでつくったものを吊り下げたり、ちょっと遠くから眺めてみたり。14:00の展覧会オープン時には、見にきてくれた家族の前でテープカットをしてお出迎え。素材から自分たちの手によって「在り方」を変えたものたちが吊り下げられた空間で、みんなどんなことを感じたのでしょうか。
▼ワークショップの様子はこちら
https://youtu.be/_v_Nnz1dlMM
●藤 浩志
美術家、秋田市文化創造館館長。捨てられるおもちゃの交換システム「かえっこ」プロジェクトをはじめ、面白い部活動や「部室をつくる」活動などちょっと変わったデモンストレーションを世界各地で試みる。秋田公立美術大学教授。
https://www.fujistudio.co